クズ男のはなし。
日中、助手さんに会うために学校へ行った。
スタジオに行くと必ずクラスの誰かが制作をしている。
私はその中で制作することはほとんどない。
誰かに話しかけられるのが嫌なので、専ら家で制作している。
だからおそらくクラスメイトには、
たまにスタジオに来てだらだらと喋るだけで、何も制作していないダメな奴のように映っているんじゃないだろうか。
まあ、あまり間違いでは無いので言い訳もしない。今日も韓国人の女子に3連休にあったクズ男体験を一方的に話した。
はじめは制作に集中していた彼女も、
「クズ男」というワードを聞くと途端にテンションがあがる。
「勃たない男に価値はない」
そうバッサリ言い切る彼女は、制作している最中よりも清々しく輝いて見えてとても好きだ。
学歴が高かろうと性格が良かろうと、「勃たない」とはそれだけで大問題であると主張する。
「そんな男やめなさい」
そう言われるのは果たして何度目だろう。
そうやってやめるように他人に言われる人としか出会っていないなあと気づく。
私が悪いんだろうか…
結局お互い「付き合う」のシステムなんて存在するのか?という疑問を持ちつつ、答えは見つからないまま解散。
このままいい人なんて見つからないまま一生を送るんじゃないかと不安がよぎるが、今は真昼間から誰にも憚らずセックスセックスと言い合える友人がいることで十分幸せである。
とりあえずそれだけで生きていこうと思う。
ねます。